巻き寿司。

東京の友人にある商品を教えてもらって「はあぁぁぁん…」って感動した。

いやね、「切腹最中」っていう名前の和菓子。

パカッて切腹したように見立てた最中なんだけど、

何が感動したかって、その、なんつうの、シーンを販売されているのだ。

お詫びの品として持っていくねん!とのこと。

「はあぁぁぁん…、なるほど!かしこ…」である。

さすがにガチの謝罪では使えないが、ちょっとしたヤツ

「いや~この前、すんません…」的なときには、

もうね、抜群やな!と思えてならない。

なんつうの、お互いが笑顔になってるシーンが目に浮かぶ。

そういえば、カロリーメイトだってそうだ!

もはや、受験生へのメッセージカードとして成立している…。

か~、こんな発想が俺には無いのか!って頭をたたいてたんだけど、

そもそも節分ってそれやな…と教えてくれたのは、そう、愛すべきおとうさん。

2月2日の前日、呼び止められる。

「おいっ、にいちゃん、節分の巻き寿司ないか?もう、食べとくわ」と。

えっ、なんで?明日まで我慢でけへんの?そんなことを思いながら話をする。

「えっ、節分、明日でっせ」

「知っとるわ、そんなもん!せやけど、今日食べとくねん」

「いや、ま、作りますけど…、切った巻き寿司やったらありますし、これは?」

「切ったやつアカンねん、節分用の巻き寿司や!丸かぶりや!」

「いや、だから、大将。それ、明日でっせ」

「お・ま・え~」

こんなやりとりをするなか、味はいっしょでも切ってないのがええというのは

つまりは、巻き寿司が食べたいわけでなく、丸かぶりを、

いや、もっというと、「福」が来るようにみたいな…コトが大事なことを知る。

最中だったり、巻き寿司だったり、たまたまそれなだけで

内容はなんだっていいわけではないが、そういうことである。

で、まあ、そのままおとうさんと談笑を続けるのだが、

一方で、商売の本質を忘れてはならないことを知る。

ただただ演出にばかり偏ってもいけない。

こうやってお客様と談笑できる関係を築けているのか?

日頃から美味しいと思ってもらえる巻き寿司を用意できているのか?

廃棄なんかも問題になってるけど、売れりゃあいいのか?とかね…

う~ん、また今年も巻き寿司一本で様々な学びがあった。

おとうさん、巻き寿司のお買い上げありがとうございます。

この飽食の時代、お腹だけではなく心まで満たせる販売を心掛け、

誠実な商いの道を歩んでまいります。

2017/02/06

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