鉄火巻き。

先日、メインバンクの方と回っていない高級そうなお寿司屋さんへ行った。

社長就任ってことでご馳走になったわけだ。

私は、なんやかんやいうて「お寿司」が大好物である。

ただ、息子という立場ってのを考慮し、

50歳までは率先してそういう場所へは行ったらアカン!みたいなね、

自分のなかだけで、ルールっつうか、変な取り決めをしてたんだけど、

是非!ってんだから仕方がない。

で、まあ、その、なんだ、いやね、美味かった、うん。

ホント考え方も変わった…。

変な自分ルールを決めてたんだけど、

我々もお寿司を販売させていただく以上は、勉強にいかなアカンな…である。

お寿司といえば、私は「ちょうちん」っていう

今はもう無いんだけど、近所にあったお寿司屋さんを思い出す。

お店の前にどでかいちょうちんをぶら下げていたお店「ちょうちん」。

そうそう、子供の頃、家の前の道路で野球をするんだけど、

一塁が電信柱、2塁がマンホール、3塁が路駐している車の前輪、

そして、ちょうちんに当たった場合のみホームランという「ちょうちん野球」。

みんな「ちょーーーちん”!」って叫びながらバットを振るもんだから

どでかいちょうちんはすぐにボロボロになってて、今だに思う、悪いことしたな…と。

親父もだいぶ注意を受けていただろう…。

おばちゃん、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

そんなちょうちん野球のことを知らない寿司好きの先代はちょうちんへよく足を運んだ。

私も寿司食べたさに、素知らぬ顔してチョコンと彼の横へ座る。

大将は、「ちょうちん野球」の話題に触れる野暮なことなんかせずに

子供だからと私に「鉄火巻き」をよく作ってくれたわけ。

おにぎりみたいな感覚で出してくれてたのだろうか…。

で、その鉄火巻きを口に3つ4つ放り込み、リスみたいに食べる私の姿をアテに

先代が笑いながらお酒を飲むというのがいつものパターンだった…。

そんな背景からか、私は寿司の中で「鉄火巻き」が一番好きである。

まぐろの握りもいいんだけど、海苔の味がないのでどこか物足りない。

で、本題。

うちの「鉄火巻き」は旨い…ってか、安い。

「鉄火巻き」にうるさい私がいうのだから、

手前味噌で申し訳ないが、間違いないであろう。

ネタにもシャリにも海苔にもこだわってるからってのもあるんだけど、

思うに、シャリとマグロのバランスがちょうどええと考えている。

豪華に…つって、マグロをドカッと入れてもアカン。

ケチってマグロを少なくしても、それこそ「おにぎり」である。

太陽と月、女と男、マグロとシャリ…

世の中、すべてはバランスである。

どっちかが多かったり少なかったりすると、ぐちゃぐちゃになってまうのだ。

なるほど、人生に迷ったとき、「鉄火巻き」に答えがあるかもしれない。

アカン…、食べたなってきたわ。

熱っついお茶も忘れずに。

2016/10/18

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