運動会。

この前の土曜日に、コロナウイルスで中止になっていた運動会が

「体育参観」といった形でしょうか…プチ運動会として開催された。

観る側からすると、とても運動会とはいえないぐらい

超コンパクトな感じなんだけど、少しでも想い出に残れば…なんて

先生方の心意気が詰まっていて、なんとか開催できたという事実は

いずれ子供たちが大人になったときに話のネタにもなり、

中止という選択よりは、むちゃくちゃ大きな意味を持つように思う。

私自身もPTA会長として微力ながらお手伝いさせていただいた。

さて、このPTAという組織だが、本当に必要なのか賛否両論な感じである。

私だって、仕方ないな…なんて喜んで引き受けたわけではない。

ただ、ある出来事がきっかけで考え方が少し変わった。

それは、自治体といっしょにする小学校の草むしりに参加した時である。

一通り終わって片付けようとしていると、愛すべきおばあちゃんが私を呼ぶ。

「にいちゃん、にいちゃん、こっちや、こっち。あの枝、危ないから切って」と。

ちょこっとだ、ちょこっと木っていうか、枝がね、地面から出てて

もし、そこで子供が転んだら怪我するやろから切っておいてというのだ。

まあぁぁぁ、誰がそんなところで転ぶねん!という場所なんだけど、

転んで目なんか当たってみぃ…と、えらい怖い想像までしている。

で、まあ、「はいはい」とか言いながら、処理した瞬間に激震が走った。

「あれっ、もしかしたら、俺が小学校6年間で大きな怪我をしなかったのは

こんなおばあちゃんが山ほどおったからとちゃうか…」という仮説である。

そう考えると、PTAという組織は悪いものではない。

届くか届かないのかわからなかったおばあちゃんか誰かの贈り物を、

40年も経ってからたまたま受け取ることができたからだ。

そして、受け取った以上はね、届かないかもしれない贈り物を、今度は

今の子供たちに届いたらいいな…と祈って贈ることができるわけ。

今回の運動会も、たくさんの恩恵の上に成り立っている。

今の時点では、子供たちに届かないであろうがそんなもんは関係ない。

っていうか、バレちゃいけないってぐらいだ。

何事もなく、普通うううに運動会が開催されることに意味がある。

うーん…、運動会に限らず、世の中ってのはいろんな贈与で溢れている。

「世界は贈与でできている」

最近、出会った本でめちゃくちゃ感銘を受けた。

なにわともあれ、運動会が開催されて良かったあぁ。

2020/11/02

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