なにわ女の心意気。

コロナでおとなしくしていた愛すべきおかあさん方が、

石をどかした時の虫の動きみたいな表現で申し訳ないが、

ガサガサっとね、動きが活発になってきたように感じる。

そう、本来の感覚を取り戻しつつあるのだ。

長い間、人と接することはタブーみたいな、そんな感じで

律儀にマスクも忘れず、殻に閉じこもっていたのだが、

さすがにもう限界や!と言わんばかりにグイグイ話しかけてくる。

いやね、ま、たまたまなんだけど、先日、久しぶりに

連発の「にいちゃん!」ラッシュが凄まじかったので

今こうしてブログを綴らせていただいているわけだ。

「にいちゃん、ごめん、ごめん、堪忍やで!おおきにな、ありがとう…」

家に帰ってから店で忘れ物をしたことに気づいたものの

取りに行かな…せやけど、足が悪いから…どないしよ?という電話があり、

どないしよ?って…ほ、ほな、持っていくわ!と届けに向かい

玄関のドアを開けた瞬間、矢継ぎ早に謝罪と感謝の言葉がマシンガンのごとく…。

「かまへんよ。ほな、気ぃつけてや」って帰ろうとするのを

「にいちゃん!ちょっと、待ちぃな!ほれ、ええもん、やろさ」と遮る。

ええもんって、どうせ、アレやろ、飴ちゃうん…って、ほらっ飴やん!である。

「中に落花生入ってて旨いでぇ。こんなん、今まで知らんかったわ」

嘘やろ、だいぶ昔からやで…よう出会わんと今まですり抜けてきたなぁである。

で、家の前で飴の話をしていると、隣の家のドアが開く。

「やっぱり、にいちゃんかいな!にいちゃんの声するなぁ思たんや…

なんや頑張ってるんやってな。せや、あんた、ええもん、あげるわ」と、また。

ええもんって、また、飴…ってか、ほ、ほんまに ええもんやん!である。

 「アカン、アカン、アカン!って。孫さんにあげよう思てたんちゃうん?」

「ええがな。あんた、孫みたいなもんやんか。食べ、食べ」と。

孫って…48やで…である。

しかし、どんだけ「愛すべき」やねん…。

店に帰れば、また別のおかあさんが駆け寄ってくる。

「にいちゃん!ちょうどええわ、これ、おかあちゃんに渡しといて」と。

んっ…なんや、これ?何を入れるんか知らんけど、便利な小粋な小袋…

えっ、ブランドもん?SHI…GE…KOって オカンの名前かい!である。

こんなん作るのが趣味やいうたとて…オカンのために…わざわざ…

愛すべきおかあさん方々、ほんまにありがとうございます!である。

コロナで人と接しないから、自分のために自分で…ばかりの行動で、

結果、「ひとり焼肉」とか「ひとりキャンプ」とか“自分”が多くなったのかな?

うーん、たまにはええけど、やっぱ、人ってのは“ひとり”じゃあ…ねぇ…

どこで手に入れるんだかまったく見当もつかない虎とかの服着て

気軽に声かけるおかあさん方を見習い、どんどん人と関わらな…である。

妻よ、おまえのカバンにも飴とかぎょうさん忍ばせとけよ。

貰いっぱなしも嫌やし、誰かに受けた恩を送らなアカンからな。

飴ちゃんって名の「なにわ女の心意気」は、ちゃんと受け継ぐように。

2022/11/29

活動報告2。

気候変動によって大災害が日本に限らず、世界各地で相次いでいる。

ニュースで知って「えげつないやないかい!」のひとつ、パキスタン。

大洪水で国土の1/3が水没したらしい。

で、これは「天災」とかじゃなくって、先進国が招いた悪事の結果みたいな…

っつうことで、経済的に大きな負担を負わなければならない…という。

ま、割振りや方法とかはアレやけど、とりあえず、皆で助け合わないと…

って話がまとまったのはええとして、せやけど、今後、ど、どないする?

について、温室効果ガス削減に向けての各国の具体策ってのは…

いや、もう、ヤバいね、マジで…である。

「あんたさぁ、ヤバいヤバい 言うけど、何かしてるんかいな?」

なんて問われれば、たしかにね、

言うだけとか思うだけってのは誰でもできるわけで、

とにかく、微力のなかの微力ながら実践させていただこうと

私だけでなく、愛すべきお客様といっしょに活動している。

どちらにも関係のある「農業」がええんとちゃうかなって…

ええ、そう、「FOR THE GREEN EARTH」の活動報告2である。

農業は、人間の生命の維持に欠くことができない食料を生産する

極めて重要な産業ではあるが、環境とめっちゃ関わってるからね、

ただ、漠然と実施してはいけないことを忘れずに!だ。

農家さんとゴリゴリに連携してしっかりと進めていきたい。

先日も、「ぶどう園」を運営している農家さんとお話させていただいて

また新たな取り組みができるのではないかと期待している。

しかし、農家さんってのは、アレだね、アチーね、熱い、魂が。

っていうか、熱い人やないと、難しいのでは…とか思っちゃう。

ちょっと収穫をお手伝いしたが、そりゃあもう、大変なわけ。

皆が皆ね、思い通りの形にできればええけど、そんなわけないし、

虫とか鳥とか…ほんで、たまに人間までもが無断で獲りにくるし、

変な天気が続けば、「はあぁぁ…」ってため息がでる結果になるし、

もう、やってられるかい!ってさじを投げたくもなるってもんだ。

で、思うのは、やっぱ体感しない限りわからないってこと、大変さが。

私自身も、この活動を通じて痛感する。

うちの3匹のジャリにおいても、妻が一生懸命作った飯に対して

「あれいらん、これいらん」とか平気でぬかしてけつかるから、

「ワレ、こらっ、どつき回したろか!いや、畑、放り込んだる!」である。

いっぺん、やってみぃ!農家さんの仕事、どんだけ大変か…。

ほんまにね、土に触れるだけでなく、風や太陽といったものにも触れ、

どうやって作物ができるのかを体感する必要があるのでは…である。

今や、スマホで「農業」って調べれば、いくらでも情報が手に入るだろう。

わかっているつもりかもしれないが…

いやいやいや…んなもんで何がわかんねん!だ。

愛すべきお客様といっしょにこの活動を実践していくなか

いずれ、子供たちとかへ「体験」まで提供できるようになるまで

持続可能で進めていきたいと思う。

すべては、緑の地球のために…。

2022/11/21

衝動。

先日、小学校の給食献立を協議する会議に参加した。

組み立てる基準として「予算」「栄養」「美味しさ」…の順ってのを感じる。

物価高のなか、本当に大変な仕事やなぁ…と実感すると同時に

我々も小学校の時に、こんな風に誰かが考えてくれてたんやなぁ…

なんてね、時空を超えて恩恵を受け取った素敵な時間だった。

で、ま、前述した3つだけで構成するんじゃなくて

この献立を考えるチーム?っていうのかな、凄いのね、情熱が。

「授業で…堺の昆布は…北前船が…だからその日 とろろ昆布を…」とか

「昭和の給食 くじらを…」「グローバルだから 韓国料理を…」とか

食の文化なんかも考慮して「食育」がえげつないほど組み込まれている。

率直に「スゲーな…ただ、それ、生徒に伝わります?」って思った。

んっ、伝わらないかもなのに…なぜ?で考えた結果、

私が行き着いた答えってのが「衝動」と「祈り」である。

「子供たちに こうしてあげたいねん!」という抑えられない衝動と

「いつかどこかでわかってくれたら嬉しいわ」という祈りなのだ、たぶん。

美味しく食べてもらうために 6軒のお店の味を食べ比べたという。

「予算」や「栄養」を無視して実践されていたら何の意味もないんだけど、

それを大前提に(だから自腹だろう…たぶん)衝動と祈りが突き動かす。

うーん、どうか伝わってくれぇいと、祈らずにおられへんわ!である。

さて、食に関するビジネスにおいて同じように考えたところ

「価格(業績も含む)」「美味しさ」あと、栄養?品質?ま、他たくさん…かな。

特に「価格」ってのがやっかいで、行き過ぎるとだ、なんつうの

回転寿司が良い例だろう…各社 何かとニュースになっていたような気が…。

安価で美味しいお寿司を提供されていて、凄い仕組み!って驚いているのに

競争が激化するにつれ、今のままじゃあダメだ!もっと!もっと!なのだろう。

結果、「儲かる儲からない」軸が強くなりすぎて、本来の経済成長の意味が…。

で、私も食に関する仕事をしているから、「価格」「美味しさ」は大前提のうえで

生き残っていくにはだ、もしかしたら「衝動」とかってめっちゃ大切ちゃうかな?

そんなことを、一昨日、東京へ行った帰りの新幹線で強く感じた。

いやね、高校時代の友人が転勤でメキシコへ行くっていう連絡があって

もう、なかなか会われへんな…と、ただそれだけの理由で東京へ会いにいく。

わざわざそれだけで行くのはもったいないから…などの損得勘定とか関係なしに

人間として根底にある「会いたい」的な…キ、キモいけど、「衝動」で動いたのだ。

で、皆でワイワイと会話を楽しむ食事なら、そりゃあもう、飯も酒も旨いわけ。

美味しく料理してくれた人の腕ってのもあるんだけど、

「人間として根底にある衝動」は、見事に「美味しい」に直結してたなぁ…

なんてことをだ、新幹線の窓から見える富士山を眺めながら

「綺麗なぁぁぁ… の、登りてぇ…」という衝動に駆られつつ、思った。

ってか、そもそも「衝動」ってのを大切にした方が、

ビジネスもだけど、人生、そっちの方が断然おもろいやん!きっと。

そんな発想に辿りつく機会を持てたのは、まぎれもなく彼のおかげで

損得勘定関係なしとはいえ、損か得かといえば、結果、絶対 得だ。

なるほど、つまり、「衝動」を一番にすることがビジネス界の未来を救うかも…。

JRにしても、乗るはずのなかった私が新幹線に乗ったわけだし、ほらぁ。

なにわともあれ、治安が悪いらしいから彼の無事、そして、活躍を祈っている。

いつかわかんないけど、帰ってきたら、また会おうぜ!である。

2022/11/07

56周年。

1年前に羽衣店を出店させていただいて気づいたこと。

それは、羽衣店の近くでお住まいなのに、御陵前店までお買物へ

来店されていた愛すべきお客様がたくさんいらっしゃったこと。

それも、随分と昔々っから、長―いこと、ずっと、わざわざ、はい。

「車、運転でけへんから、自転車で行くねん」の凄まじいパターンも…。

えー!遠いのに…自転車で、マジか?くー、めちゃくちゃありがたい。

でもって、「自転車やから、そない行かれへんねん、ごめんな」って。

いやいやいやいやいやいや、謝るって…どんだけ愛すべきやねん…。

こっちが、なんか、すんません…ありがとうございます!である。

そんな方々に羽衣店でお会いして「あれ、こっち?」ってご挨拶すると

「近なって、ほんま助かってるで」とか

「近いから、もう、こっちばっかりや」とか、お声がけいただく。

で、まあ、出店も喜んでいただけて良かったぁ…なんてね、

嬉しいお言葉に感謝しつつ、意気揚々と御陵前店で作業していると

次の日とかに、「よう会うなぁ。今日はこっちか?」と、そのお客様から。

「なんかな、やっぱりな、たまに御陵前に来てまうねん…」

慣れ親しんだお店で、目つむってでも買物できるわ!とのこと。

アカン…ほんまに涙ちょちょぎれるわ…である。

そんな愛すべきおかあさん方々に応援していただいて

御陵前店は56周年になる。

こんなに長く営業できるのも、羽衣へ出店できたのも、

すべては愛すべきおかあさんのおかげ!すべてはここから…である。

心より ほんまに心より 感謝申し上げます!

しかし、羽衣店が1年ってのと比較すると、56年って…ヤ、ヤバいな。

この長い間、今もここにお店が存在するということは、何かしら意味がある。

うーん、企業とは?で調べたりすると…

営利を目的として一定の計画に従って経済活動を行う…どうたらこうたら。

なるほど、企業としてこれを実践できれば、56年も存続できている…の…

んっ?じゃあ、そもそもなぜ経済成長をし続けなければならないのか?

たぶん「より豊かなより良い暮らしができるから」とかだろう。

じゃあ、なぜ良い暮らしをしなければならないのか?

その方が皆が幸せになるから…の答えになるんだろうけど、それならばだ

あまりにも良くないニュースが耳に入りすぎる…いったい経済活動って…。

ま、ゴリゴリの資本主義的な思考では「営利を目的と…」ってなるし、

決して間違いではないんだけど、意味とか意義とかが枯渇してるように思う。

今日もお客様同士が「おはよう」「あー元気?」なんて店内でお話されるのを

横で見ていると、それだけでお店の存在意義は凄く大きいものと感じた。

4人に1人は独居高齢者というような時代で、スーパーマーケットってのは

ただただ食材を購入できる空間だけでは意味がないように思うからだ。

しかし、話をするだけなら公園だっていいわけで、今度はスーパーの意味がない。

なので、食材を提供して、お客様が喜んでくれたり、お役に立てるように…と

お取引様とスタッフ達が取り組んでくれているからこそ意味が見いだせる。

お客様だけでなく、たくさんの方々に支えられての56年か…

皆々様、本当にありがとうございます!

「皆が幸せに」…うーん、なんか、できるはずなんやろうけどなぁ。

56周年を機に「パーパス経営」をより邁進いたします!

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

2022/10/24

名前。

知り合いに赤ちゃんが生まれ、名前を何にしようか悩むという。

確かにめっちゃムズいわな…なんて、昔を懐かしむ。

そう、こんな私でも過去に3回も経験した。

何が難しいって、縛りとかないから自由過ぎて逆に…ってのと

「良い名前」なんていう正解みたいなのがないこと。

でもって、私があーだこーだ考え抜いて出した名前も

妻が気に入らなかったら、簡単にふりだしへ戻る…だ。

間違いないのは、どれだけ考えたかという時間であったり、

その名前に行き着くプロセスとかは、めちゃくちゃ大事…たぶん。

まあ、精一杯、悩んで悩んで悩み抜いていただきたい。

名前と言えば、あのですね、ま、自分で言うのもアレなんだけど、

私の引きの強さは、はっきり言ってえげつない。

いやね、三男坊の名前が凄まじい…いや、凄まじいものに変化したのだ。

振り返れば、3回目の名前会議は、荒れに荒れて混乱の極みだった。

3回目だからって、「これでええやん…」的な惰性の流れだけにはしたくない!

何なら兄貴たち以上の名前を用意してあげたい!そんな義務感に駆られ、

長男や次男の名前会議よりも高いレベルでディスカッションを…と意気込んだ。

しかし、状況といえば、堺駅南口店を出店したドンピシャのタイミングで

会社の運営に脳みそが持っていかれて、子の名前どころではない。

資金繰りをどないしよか…名前をどないしよか…

もうね、ごちゃ混ぜになって「金満はどう?」と妻に相談したぐらい。

で、妻の「ラ行がええかなぁ」っつう“なんやそれ案”を考慮し、

なんとか考え抜いて命名されたのが…「れいわ」である。

当初、私の親父は「けったいな名前やなぁ」と感じてたという。

そんな何でもない名前が4年前のある出来事で一変する。

そう、菅さんのこれ。

テレビの前で家族全員が、もれなくひっくり返った。

「えらいこっちゃ!」である。

当の本人は、事の重大さをまったく理解していない。

近所の方々から「おっ、れいわ元年やな!」などの祝福の声に対しても、

「元年とちゃうわ!俺、2年や!」なんて、小学校の学年と勘違いしたり、

あまりにイジられるもんだから、逆にうんざりしていたほど…。

そんな彼も、先日、堺駅南口店と同じ12歳になった。

来年、中学生になるにあたり、「友達できるかなぁ…」と。

いやいやいや…自己紹介で「平成生まれのれいわです」って言える

鬼のアドバンテージをどない思てんねん!である。

私も地方でプレゼンする時があれば、三男坊の写真を掲載し、

「れいわ生誕の地・堺からやってまいりました」という掴みに

君を存分に利用させていただいている。

ま、とにかく、これからの人生で損はないわ。

お誕生日おめでとう!

2022/10/19

プライスレス。

羽衣店の前にだんじりの車庫?ってのがあって

毎晩のように地域の方々が集まり、まさにお祭り騒ぎってやつ。

そう、お祭りが3年ぶりにやっと開催されるそうだ。

いや、もうね、若い子たちのエネルギーが爆発している。

太鼓と笛の音にのせて「そうりゃ!そうりゃ!」と声が響きわたる。

うーん、やっぱり、いいもんである。

で、まあ、コロナ禍でよく耳にした「経済を回す」ってのがあって

お祭りってのは、なんつうの、お金が動いてるのがよくわかる。

うちのお店にもビールやジュースを買いに来られるのだ。

いや、まあ、その、売れるから良い!と言ってるのではなく、

お金の向こう側に「人」が見えるから、なんかね、気持ちいいのね。

この長いコロナ禍でお金の価値ってのを考えさせられた。

例えば、さっきも綴ったけど、ジュースが売れた場合。

コロナ禍の時であれば、だいたいは自分のために購入される。

人と接する機会がないため、ま、そうなっちゃうんだけど、

ジュースが100円であれば、等価交換のため100円は100円だ。

で、このお祭り時に購入される場合、もちろん、自分のためもあるけど、

先輩が後輩に奢ってあげてたり、

おばちゃん達が差し入れしてあげてたり、

お金の向こうに「人」が見え隠れすると、同じ100円なんだけど、

なんかね、100円じゃなくてもっと大きな価値があるように感じる。

だから、「100円渡すから好きなジュースを自分で買ってこい」的なね、

合理的みたいな効率とかを考慮してほしくないなぁ…って思っちゃう。

時には「カルピス飲みたかったのに、お茶かい…」ってこともあるだろう。

でも、ええやん!そのお茶には人の想いが入ってんねん!

わざわざ言いにいくことはしないが、「届け、その想い!」である。

んっ?いらんもんを貰うよりも、お金で貰った方が…って?

いや、そうやねん!ホント、自分で選んだ方が良かったりすんねんけど、

100円は100円でそれ以上もそれ以下もないねん!100円やねん。

ほんまはカルピスがええのに…でも、あれやな、

あの人が差し入れしてくれたから、ま、お茶でもええか!ってね、

不本意で飲んだとてスッキリしたら、それはもう、100円やないねん!

うーん…なんか、うまく言葉にできないが、コロナが落ち着き、

プレゼントや贈与なんてのが頻繁に行われることで

お金の価値ってのが、また見直される機会になるんちゃうかな…

なんてことを、祭囃子を聞きながら考えさせられる。

家に帰り、テーブルに目をやると、変な湯呑みが増えている。

「今度は名前入りや。修学旅行で作ってんて」と妻が言う。

次男と同様、センスのかけらも感じないし、

みんなこの形なんか、なんで?のクソ重い湯呑み三男坊作である。

この湯呑みを100円で売っても誰も買わないだろう。

ただ、1000000円だったとしても誰にも売らないだろう。

完全無欠のプライスレス。

大事にしようと思う。

2022/10/06

人生の登場人物。

1年である。

昨年、羽衣へ新しいお店を出店させていただいた。

コロナ禍で大変な時であり、「えっ、今?」との声も多いなか

なんとかオープンにこぎつけて、一週間もすれば、そりゃあもう

遠慮なく畳みかけてくるトラブルが矢継ぎ早に襲い掛かってきて

あーでもないこーでもない…などとスタッフ達と議論を重ねてたら、

「あれっ、ちょ、ちょっと待って?もうすぐ一年やん…」なんてね

「あれっ、ちょ、ちょっと待って?髪、切った?」

と、油断してたら妻の散髪に気づかなかったのとまったく同じ感覚で

ホント、気が付いたら1年あっちゅう間やな…である。

で、出店までの経緯は?の説明をここで綴ろうかなとも思ったが、

そりゃあもう、えげつない量の原稿を用意しなきゃいけない。

いや、ええ格好したな…違う、うまく言語化できない…。

言葉というのは目の粗いコミュニケーションツールで、

ジェスチャーを交え、情熱フルにお伝えできるならまだしも

ブログの活字だけで伝えるなんて私の能力では到底無理である。

だって、だってだ、言葉で説明しようにも

「そうしたい!と思ったから」

なんていう子供でも言いそうな直感だったりする、恥ずかしながら。

で、結果、どうだったかというと

良かった、うん、良かった!と思う…である。

何が良かったのか?

たくさんあるのだが、うーん、新しいご縁ってのがそれにあたる。

出店をさせていただかなければ出会うことのなかった

素晴らしい方々とのご縁ってのは、ホント、何事にも代えがたい。

「顧客密着型マルシェ」を目指すなかで

お客様の人生の登場人物になるっていうか、そうありたいわけ。

「おはようございます」とか「こんにちは」とかね

何でもない日常の挨拶にさえ、お店の存在価値が大いにあって

売り手買い手の関係性を超越し、もっというなら

お店を通じて知り合ったお客様同士がお互いに人生の登場人物へ…

なんかね、うまく言葉にできないが、このお店という空間が

地域にとってなくてはならないものになることを願っている。

で、ご縁はお客様だけでなく、お取引様も、もちろん、スタッフも。

出店することで、明らかに今までとは違う誰かに成長したりして

そんな変化に出会うと、単純に嬉しくなったりするのだ。

「そうしたい!と思ったから」とはいえ、私ひとりではどうにもならない。

お客様も含め、たくさんの方々に応援していただき、

助けてもらったから、こうして一周年を迎えることができた。

心から感謝を申し上げたい。

本当にありがとうございます!

あーしまったぁ…私の人生においてめっちゃ重要な役柄の皆さんへ

台本を用意しているのにお渡しできてへんがな…。

ま、セリフもなく、すべてがアドリブの真っ白な台本ですが、

ご安心ください、皆様のハッピーエンドは決まってますので、ええ。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

2022/09/26

15の夜。

ちょっと前に諸事情でね、数日間、実家で過ごすことに。

仕事を終わらせてから夕食ってなるので、だいぶ遅くなる。

そんな時間から、オカンになんかしてもらうの悪いし、

「チンッしたら食べれるように置いといてや」とお願いする。

で、まあ、遅くにチンッして食べてるところへ、オカン登場。

「あんた、帰ってきてたん?ご苦労さん」

「おぉん、あー、ごはん、ありがとう」

「梨、むいたろか?」

いや、オカンか!である。

もうええ、もうええ!ってか、もうむいとるやないかい…。

48歳にもなるし、聞かれへん思てたけど聞かれるもんやな…だ。

なんやろう、アレやな、いつまでたっても、子は子なんやな…なんてね

半ニヤケで梨食べてたら、リビングのドアに手をかけたオカンが言う。

「もう、先寝るで おやすみ」

「あー、おやすみ」

「お風呂 はいりや」

いや、オカンか!である。

なんや…言うとかなこの子お風呂入れへんのちゃうか?とでも…

はいる、はいる、言われんでもはいるがな!勝手にさせよ…

ま、今でも「うるさっ」とか思うのに、中学3年の時やったら

♪誰にも縛られたくないと~なんて、オザキってたやろなぁである。

そう、うちの次男が15である。

ただ、彼の口から「うっせーわ」的な暴言をあまり聞いたことがない。

妻が何も言わないからか?いや、「ちゃん」づけでたまに呼んだり

文化祭とかにも行こうとするし、死ぬほど鬱陶しいはず…なのに、なぜ。

うーん、三兄弟の真ん中って謎が多いとかよく耳にする。

正直なところ、まだ掴みきれてないと言わざるをえない。

テストで良い点をとって褒められたい…とか

カッコつけて女の子にモテたい…とか

もっとあってもいいと思うんだけど、無いわけじゃないだろうが、

他人に自分をよく見せようという気が…と、甚だ疑問である。

ってか、逆に、ここまでナチュラルに生きてみたいわ…と羨ましく思う。

あと、なにより「剣道」が大きく影響しているように思う。

武士道…礼節を重んじる…とかそういったことではなく、

ただただ稽古で疲労困憊し、家に帰ればエネルギーゼロの状態だ。

どれほどの稽古なのか知る由もないが、彼の疲れ具合から推測すると…

100人を相手に斬って斬って斬りまくってきたと言わんばかり。

そうでもないとは思うが、自然体の彼がそう言うんならそうであろう。

なので、戦を終えた夜ってのは、足の裏にできた水膨れの処理に没頭し、

妻の小言どころか、無我の境地というか、何にも聞こえていないから、

ある意味自由になれた気がした15の夜であろう。

とにかく、素晴らしい師と友といっしょに剣の道を歩む君には

意識してないにしても、武士道精神が宿っていることは間違いない。

特に自分の名前にもある「仁」が育んでくれれば…。

武運を祈る。

次男よ、誕生日おめでとう。

2022/09/20

緑の地球のためにⅢ

ご報告が遅くなり、申し訳ありません…最終章。

活動自体は、大阪府和泉市にてすでにスタートしている。

お預かりした寄付金は、人間30人分ぐらいの働きをする農具へ。

はじめて機械を見せてもらったんだけど、もうね、ロボやん!なのだ。

ガンダム世代の私も、まだ男の子なのだろう…テンションがあがる。

えっ、シャア専用やん!「赤い彗星」は、雑草を除去するロボらしい。

ギャン?いや、ドムやん!「黒い三連星」は、土をこんもり?させるロボ。

支援が目に見えてわかりやすいようにと、ステッカーを貼らせてもらった。

実際の畑にもお邪魔して、進捗状況を確認するために

ちょっとだけね、掘り起こして…さて、どれぐらい成長してんのや?と拝見。

ちっちゃ…。

いや、まだね、小さいのは小さいが、大きな一歩!と、なんか感慨深い…

さあ、どうする?に対して、いよいよやな…と天を仰ぎ、青い空に誓う。

んっ?ところで、この写真に写っている人ってのは…

えっ、えっ、あれっ、も、もしかして、キアヌ・リーブス?

800mぐらい離れて写真を確認したから、よくわからなかったんだけど、

よーく見ると…うーん、キ、キア…えーっと…あぁ、私だ、私、全然私。

髪の毛が黒いとこだけかな…似てるの…失礼しました。

で、ま、このオリジナルTシャツを農家さんにも渡してきた。

将来は、チップスにしてもらう障害者の子たちにも渡そうと計画中。

「なぜ、その仕事をしているの?」「それは、緑の地球のために…」

皆でそんな想いを胸にしっかりと取り組んでいければと思う。

そう、誰が?とかじゃなくて、「皆で…」って贈り主不明な感じがいい。

この活動は日之出屋がやっているわけではない!

ただ「日之出屋を通じて」の活動なので…ま、その、ねっ…

一応、写真には写りましたけど…、私でも日之出屋でもなく、皆で…だ。

水曜日のお買物では、お客様へのインセンティブは、ほぼ無くって

その代わり寄付金にさせていただいているからこそ、この活動ができる。

つまり、愛すべきお客様がスポンサーなわけで…

そう、日之出屋って何が自慢?は、お客様がええ!これこそ自慢である。

最後に…ゴールっていうのは「爆発しそうな地球を救うこと」である。

なので、別にこの活動に限らず、手段はなんだっていいわけだ。

私が知らないだけで、そりゃあもう、たくさんの企業や自治体、個人様が

こんな規模のもんやなくて、もっと大きく動かれているのは間違いない。

ただ、大きく…の必要性なんて全くない。

とにかく、スピードをもって行動を起こさないと…あー爆発してまう~

FOR THE GREEN EARTH 緑の地球のために

WHAT DO YOU DO?   さあ、どうする?

2022/09/12

緑の地球のためにⅡ

うーん、まだまだ暑いやないかい…ってことで、前回の続き。

お客様からお預かりした大切な寄付金なので

「FOR THE GREEN EARTH」企画に至るまでの経緯を説明したい。

なぜ、寄付って形を?について、前回でも申し上げたが、

こんだけ暑なってきたら、次世代の未来はたまらんやろなぁ…ってことで

私ひとりで動くよりも集で動いた方が、より大きな効果をもたらすのでは…だ。

次世代には、私情かもしれないが、うちの子も含まれてましてですね、ええ…

んっ、あんたとこの子のためかいな?と…いやいや、滅相もございません!

そう、自分さえ良ければ…の感覚でね、世の中が良くなるわけおまへん。

加えて、コロナ禍で「お金の価値とは?」をいろいろ考えさせられたから。

例えば、お客様へ10円を還元するサービスだと、10円は10円だ。

しかし、寄付って形に回せば、もしかすると、10円以上の価値が…である。

いやね、「なんでやねん…私に還元せんかい!」って話かもしれない。

もちろん、そりゃね、私だってそう思う、はい。

なので、ま、一週間に1日ぐらいはね、

そういう日があってもええんちゃうんかなーっていうのと

持続可能な観点からも考慮した結果、水曜日のみ!となったわけである。

じゃあ、何に寄付をするの?について、当初は「植樹」を考えていた。

店の近くに川があるから、川沿いに桜でも植えたろかい!

そうすれば、「あっ、あの寄付がこの桜か」って目に見えてわかりやすく、

景観もよくなって、ほんまに少しやけど、緑の地球へと貢献できるのでは…

なんて話になり、その足で市役所へGOである。

「桜、植えてもええ?」「どこに?」「川沿い」「誰が?」「ワシ」「なんで?」…

あー、もう、面倒くさいなぁである。

「勝手に植えてもええ?」「アカン、アカン、アカン…無茶したらアカンで」

ま、そらそうやわなぁ…。

で、まあ、管理は誰がすんねん?費用は?など、さまざまな問題は当たり前で

結局、公園にでも植樹する予算に充ててもらおうか…そやけど、安直やなぁ…

なんて、頓挫しかけたところへお取引のある農家・辻さんとの話から好転する。

「前の大阪の台風でビニールハウスとか飛んでってもうて、木も心も折れて…」

「あー、またゼロから言うたらなぁ、ほんで、放ったらかしの畑が多いんか…」

「”再生してほしい“とかの声は結構あるんやけど…」

「おっ、ええやん、ええやん、やったらんかいな!」

「いや、ま、そうやねんけど…お金がね、結構…」

お金?ちょいちょいちょいちょい…ちょいやで、協力させてよ!である。

緑の地球のために…都市型農業は凄い効果をもたらすのではと直感したのは

車産業で衰退しスラム化したアメリカのデトロイトが、農業で復活した話を

耳にしたことがあり、「ええんちゃうか!」と即決して現在に至るわけである。

緑の地球のために…だけやなく 地産地消、大阪農業の復権・活性化への支援。

また、ウクライナ侵攻が必然と考えるならば、いろんなメッセージがあって

「自分の食べ物ぐらいは 自分の国でどないかせえよ!」もそのひとつかと…。

それだけやない!畑で野菜・果物を作れば売れるやん!って簡単に考えがちだが、

そんな簡単なものではなくて、作ったらちゃんと「出口」を整備しなきゃいけなく、

加工にするのか?規格もので販売するのか?日之出屋でそれを担えたりできる。

大阪なので物流問題は軽減され、安価で提供でき、それがまた寄付に回り…んっ?

なんやったら、岸田さんが言うてはる「成長と分配の好循環」っつう

「新資本主義」にも通じてまうんちゃうか…あっ、せや、雇用の創出も…

もうね、一石に八・九鳥は間違いない。

ハァ、ハァ、ハァ…アカン、興奮して…失礼しました。

次は、詳しい活動報告を…次号につづく。

To be continued

2022/09/07

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